文鮮明師の裁判に対する有識者・報道機関の見解
(順不同)
オリン・ハッチ 米国上院司法委員会・憲法小委員会委員長
もし文師や統一教会のメンバーの宗教上の権利が無視されれば、米国の創立者が擁護してきた「信教の自由」は人気、不人気とは関係なくすべての教会において失われよう。したがって下級裁の決定は正しく検討され、覆されるべきである。
ジョージ・ハンセン 米国下院議員(下院銀行委員会)
牧師(文鮮明師)を投獄することから、私たちが恥を受ける以外にどのような利益を受けることができるというのだろうか。・・・今や抵抗する時がきている。私たちは牧師を投獄することは止めなければならない。私たちは教会員を投獄することは止めなければならない。そして、私たちは教会に罰金を支払わせたり課税することは止めなければならない。文師の裁判は、米国人がどのように「信教の自由」を守ろうとしつつあるかという最良の例となっている。
リチャード・ルーベンシュタイン フロリダ州立大学名誉教授・神学者
私が会場に向かうタクシーの中で運転手が「このことを米国人として恥じている」と言っていた。これは米国人全体の声だ。・・・私は予告する。神のために文師が受ける苦痛が続けば続くほど、米国人は宗教の自由の尊さを知るようになるだろう。
モートン・カプラン シカゴ大学名誉教授・国際政治学者
私は1974年以来、文鮮明師を知っている。文師は偉大な人物であり、偉大な宗教家である。決して人を欺いたり政府を欺いたり、お金をごまかしたりする人物ではない。もし文師が単なるビジネスマンであるならば、北韓に行って死の境地まで味わうなどということが考えられるだろうか。文師は神の言葉を伝えるために、わざわざ共産国、北韓へ赴いたのだ。文師が展開されるすべての宗教活動、教育活動、奉仕活動、そして企業活動が、この目標に向かってなされている。
アール・W・トレント 全米キリスト教会協議会法律顧問
        (長老教会、米バプテスト教会、福音派教会、各法律顧問)
米政府が、文鮮明師の宗教に対して、その不人気を助長するよう目論んだり、宗教上の実践や教えを説くことを妨げたりすることは、全ての宗教グループの権利を著しく脅かすものである。
ジュレス・ゲラード 米キリスト教学校協会法律顧問・ワシントン大教授
米国対文鮮明師の下級裁での決定は、最高裁による正式な見直しを激しく求めるものである。控訴裁の見解は、米国人による自由な宗教活動に制限を加えるものである。これは明らかに危険なものであり、これで行けば、学校を建てるということでさえ、世俗的活動と見なされることになるだろう。
アルバート・ブラウスタイン フリーマン研究所法律顧問・ルトガース大教授
フリーマン研究所は、文師への判決に対して最高裁へ見直しを求めるものである。これは、教会の財産を個人名で所有するという何世紀にもわたる宗教上の慣習に従っただけで、世界的宗教運動を行なっている指導者を牢獄に入れるという、誤った法の遂行を避けるためのものである。
レオ・ペアー 米国宗教研究所法律顧問
この件で米政府(検察側)は、問題の多いある宗教的指導者の宗教を破壊するか、著しく傷つけてやろうという目的で、その指導者が宗教上支払わなくてもいい税金を払わないといって告訴したものと、我々は確信している。
チャールズ・ライス 米国司法研究センター法律顧問・ノートルダム法律学校教授
当司法センターは、憲法第一修正条項によって保護されている「信教の自由」が、もし以下の事態がもたらされれば失われると見る。つまり、(今回の文鮮明師の裁判のように)法廷が誠実な信仰者に対して、何を信じるべきか指示したり、ある宗教活動は世俗的であるから修正条項の保護の対象から外すと決めるような場合である。
ウィルフォード・W・カートン 末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)法律顧問
この裁判では、陪審員は一宗教の誠実さだけでなく、その信念や活動の妥当性、性質をも判定した。この「信教の自由」に対する侵害は明らかであり、事態は波及して破滅的結果をもたらすことになるだろう。
エドワード・カンフィールド カトリック平信徒連合法律顧問
ローマ・カトリック司教と平信徒のグループ(この中には元米国大使、元上院議員、税務長官、教師等が含まれる)は、「この裁判での文師への処遇は実に恐るべきものである」と述べた。更に、陪審員の見解は、「教会の指導者が名義上財産を所有するシステムになっている統一教会やカトリック教会など全ての宗教団体に対する差別である」とも述べた。
ワシントン・ポスト紙(1984.2.5)
この件について国民も黙っているわけにはいかない。・・・歴史を振り返ってみれば、新しい宗教が社会に少数派として登場するときはいつも、ちょうどこの文師に対する個人攻撃と同様の卑劣で偏見を持った攻撃が、その指導者に対して行なわれてきたのであり、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、いずれも例外ではなかった。私の知る限りでは、統一教会の信徒たちは皆、礼儀正しい、まじめな市民なのである。
ロサンゼルス・タイムズ紙(1984.3.2)
文師の起訴は、米国憲法修正第一条が政府に禁じている領域への、政府による侵入である。(中略)最高裁判所は文師の有罪判決を覆し、人気のある宗教と人気のない宗教、あるいはまた、正統派と非正統派信仰の区別をしないという米国憲法修正第一条の原理を再確認すべきである。
デトロイト・フリープレス紙(1983.11.3)
文師は、偏見が予想される陪審員による裁判ではなく、公平が期待される裁判官による裁判を要求したのである。(中略)公判の選択権はあくまでも被告人側にあるわけで、ゆえに被告文師が希望するなら(陪審員制度を)拒否することができるのである。被告人の動議に反して政府が陪審制を強要するなどということは、ほとんど弁明を許す余地のないことである。政府のこういった行為は、文師に復讐する動機から行なわれたものである。
アルノー・ド・ボルシュグラーブ 米国UPI通信社長・ワシントンタイムズ編集長
私は38年間ジャーナリストでした。その大部分を調査記事に携わってきました。したがって私が「ワシントン・タイムズ」社に入るに当たっても、文師の犯罪歴といわれるものを充分調査しました。その間、ハッチ上院議員も司法委憲法小委員会の委員長として、同じような調査をしていることが分かりました。私たちの結論は全く同じでした。文師は犯罪者ではありません。今まで一度もそうだったことはないのです。もちろん、アングロサクソンの法が通用しない北朝鮮では、話は別ですが──。北朝鮮で文師は反共・反革命を理由に3年近く投獄されました。(中略)米国でも文師は、宗教的、政治的迫害の犠牲者です。全米の主な新聞に掲載された一連の広告の中で、「米国憲法を守る会」は、初めてハッチ上院議員の調査結果を明らかにしました。「オーキウランド・ポスト」紙がこの真相を載せたのです。その内容は、私が「ワシントン・タイムズ」社に雇われることを承諾する前に調査し、見出したことと一致します。(中略)徹底した調査によって、まさに正義が踏みにじられたと確信を持つようになりました。文師は今も司法省によって辱めを受けています。
ロバート・グラント 米国クリスチャン・ボイス議長
ジェファーソンが、今のアメリカを見たら驚くでしょう。ワシントン、ヘンリー、マディソンが200年前に言ったことが起こっているからです。もし彼らが今生きていたら、今回の文先生の事件をどのように見るでしょうか。彼らはきっと、この裁判で文先生を支援した40以上の団体と同じように、政府をしかったはずです。裁判の時、陪審員による裁判ではなく裁判官による裁判を文先生が求めたにもかかわらず拒絶したことや、政府が教会のことに首を突っ込んだことに対し、彼らは裁判官をはじめ政府の者たちをしかりつけたことでしょう。そして、この不当な扱いを受けた文先生のために、祈りに参加したことでしょうし、「宗教の自由」のために、政府側にまっこうから立ち向かったことでしょう。
オズボーン・スコット ニューヨーク市立大教授、牧師
この世界には3つの大きな罪があると思います。その罪が、文先生を取り囲み文先生を亡き者にしようとする根源なのです。一つは物質主義、一つは自己満足、そしてもう一つが個人主義──自分のことを優先する考え方です。この3つの罪に取り囲まれながら、文先生はこの人々の霊的レベルを上げるために闘ってこられたのです。(中略)文先生が牢屋にいる限り、私自身も牢屋におります。私自身の心の底にある自由を渇望する霊も、同じように入獄しているのです。
ジョーゼフ・ベンダーク イスラエル・ハイファ大教授
文先生が、この裁判が初めから不正なものであると知りながら、与えられた刑に従順に服して、人類と神のために奉仕しようと考えられた事実が重要だと思うのです。それによって、統一教会と他の宗教界との新しい関係が生み出されたと見ています。その第一は、宗教指導者たちが文先生の収監によって結束しつつあることです。第二は、統一運動を深く認識し、「宗教の自由」の真の敵が何たるかを明らかにしたことです。新しい理解と認識が着実に、世界各地に浸透してきました。今日、文先生の収監という事態を悲しく思うものです。しかしながら、文先生が解放されたとき、私たちのエネルギ^を結集して、人類が直面している危機を乗り越え、新しい次元の人類の創造に向かって力を尽くしたいと思う次第です。
岸 信介 元首相 <米国大統領に送られた意見書
歴史上の主な宗教指導者が皆そうであったように、文師は今、迫害のただ中にいます。文師は誰かの助けがあってもなくても、最終的にはこの期間を乗り越えて、神の真の人として認められるようになるだろうと思います。しかし、精神的、物質的再復興という神から与えられたこの国の使命にとって、今世紀最大の希望の灯をともしている政府の下で、このような不正が行なわれているのを見るのは痛烈な皮肉であり、悲劇です。米国は信仰と道徳と正義の善なる手本を自ら示すことで、世界を導いていくという使命を担っているのです。「宗教の自由」が、米国で保障されている自由の根幹を成していることを考えると、「宗教の自由」が侵害されているのを見ることは、実に恐るべきことであります。
松下正寿 元立教大学総長・弁護士(極東裁判日本側弁護人、元参議院議員)
文鮮明先生による、統一教会の宗教運動は幾多の悪意ある圧迫にもかかわらず興隆している。それを何とかして阻止しようとしているのが、既成教会の一部と共産主義者である。今回の文鮮明師にかかわる「脱税事件」はそのような背景をもとに行なわれたものである。
福田信之 元筑波大学長・理学博士(理論物理学)
米ソの対決においては、「自由か、共産主義(束縛、弾圧)か」という点で、米国は思想的有利さを保ってきた。ソ連は思想、宗教を弾圧してきたからである。しかるにその米国が、「宗教の自由」を侵害するようなことを平気で行なったということは、非常なる恥辱である。初めから罰しようという意図のもとに、文鮮明師に不利と思える陪審裁判を強要するなど、その強引な手続や解釈のしかたは、建国200年の歴史に対して恥ずべきことではないか。思想や宗教の自由を認めないということは、共産主義に対する批判の最大の根拠である。その根拠を自ら失うようなことをしてはいけない。(中略)この判決は歴史に汚点を残すとともに、文師の正当性は歴史的に明らかにされるであろう。
景山哲夫 元近畿大学学長(経済学博士)
文師の裁判は予断と偏見に満ちたものだ。文先生は1971年に米国jに渡られ、全米の各州で米国人に正しい道を伝える講演をされた。共産主義の浸透で弱りきっていた米国を救い、世界を救うためである。・・・信教の自由は、神から与えられた自由であり、この自由を守るため、日本においても「宗教の自由の日」をつくり、信教の自由を今後とも守り続けなければならない。
尾上正男 神戸学院大学学長(国際政治学)
このような時に、文先生の事件が起こり、これがどういう影響を与えるかということを、私は国際政治の学者として、非常に心配する。すなわち我々が、今日米国をよしとするのは、米国が自由の国であり、民主主義の国であり、宗教の自由があるという点である。・・・しかし、今度のことで、米国のその自由が案外ニセ物ではないか、その証拠に文先生が犯罪者として扱われており、米国の自由は失われつつある。だからもう米国を選択する必要はないではないか、という風潮が起こることを私は心配している。米国の自由が、今度のことで傷つけられず、立派に守られるものだと信じる。そして、それを守る運動が文師支援の運動である。
清水馨八郎 千葉大学名誉教授・理学博士(都市工学・地理学)
裁判にかこつけた政治的な弾圧であり、あたかも異端者を葬ろうとしているかのようだ。歴史的に見ても、常にそうであったが、新しい理念を持って、新しいことを言えば、必ず既存の勢力から反発を買ってきた。歴史を経て、冷静に後で考えてみれば理解できることであっても、その当座は、新勢力は迫害弾圧されて、葬り去られようとする。今回の裁判は、宗教戦争における一つの弾圧であり、一方的なことろがあって、正当性に欠けていると思う。
高橋磐郎 筑波大名誉教授(数学)
私は大会決意文を米大使館の副参事官に手渡しに行った。その時、趣旨を話した。文師は1971年に米国に渡られ、米国の為に大変な力を注がれた方だと。そして単にそれだけでなく、文師は2千年前のイエス・キリストと同じような使命をもって、全人類の救済と神の国実現の為に闘っておられる方だ。そういう人をもし罪に陥れるようなことになれば、これは米国の歴史に一つの汚点を残すことになると話した。
金山政英 元駐韓大使・日韓文化交流協会会長
文鮮明師が偉大な宗教家であるのは、ご存知の通りである。米国にも共産主義者がいないわけではない。・・・彼らにとって最も邪魔なのは文鮮明師だが、これも正面から文師に対して宗教的な議論をふっかけても勝つ見込みがない。そこで彼らは文鮮明師を最も尊敬されない罪に陥れ、統一教会とともに彼を葬り去ろうと考えたに違いない。今度の事件は、ただ文先生一人の問題ではない。・・・全米の人々が信教の自由のために立ち上がったように、日本においても、この日を宗教の自由を守る日として、今後この運動を続けていきたい。
川口光太郎 元名古屋高検検事長
文師も神山氏も再審で無罪にすることができるはずだ。レーガン大統領も秋に大統領選で当選すれば、特赦を出す可能性もある。いずれにしてもそう遠くない時期に文師は釈放されると信じている。
亀川正東 琉球大名誉教授・文学博士
米国は1607年にメイフラワー号で信仰の自由を求めて建国されたはずだ。それが文師の今度の収監、これはおかしい。米国の行く末が案じられる。文師については、スーパーマンだと思う。本当に普通の人じゃない。キリストの再来だと感じている。私は仏教徒だが、その私の目から見てもそう思う。今回の裁判については、私はつねづね何かからくりがあるんじゃないかと思っていた。ルーベンシュタイン氏も言っていたが、そうだと思う。
築山治三郎 京都府立大名誉教授
人格高潔で、統一教会の創始者として、その信念はかたく、宗教家として世界の人々から尊敬されている文鮮明師は、その信念を行動にうつす偉大な人である。今回の最高裁の判断は、米国の「信教の自由」を侵すものであり、政治的、宗教的偏見に基づくものである。また、人種的差別、宗教的弾圧と考えられる。再審の機会を与えられ、公正な判断を下されんことを願うものである。
武田勝彦 早大教授(英文学)
宗教と政治のかかわり方は、古くて新しい問題である。『ロサンゼルス・タイムズ』(41984・3・2)の社説「教会と国家」は、世界基督教統一神霊協会創設者文鮮明師にかかわる政府の判決に疑義を投げかけた。これは宗教と政治の新しい問題として注目されている。文師の宗教そのものが問題にされたのではなく、活動に関連しての預金措置や納税に問題とする点があった。しかもこの現実に関しても充分な審理が行われなかったと報じられている。この社説は、政府の一方的な早トチリに釘をさしたものだ。正義と自由を守る国アメリカのことであるから、このような世論を叩き台として、文師に関する問題が再検討されることを私は信じている。
佐藤 司 亜細亜大教授
思想、信教の自由をもって神の国を創ろうというのが米国の建国の精神だった。ところが文師はこれに該当しながら有罪になってしまった。米国は文師を裁きつつ、自分自身の基盤を裁いたことになる。それに果たして宗教を法律で裁くことができるのか。信教の自由は何ものによっても否定されたり、人間の外的圧力で抹殺したりすることはできないはずだ。宗教の自由を奪うような判決を下した結果、米国では反宗教家である共産主義が出てくるのではないか。米国は岐路に立たされるだろう。文師を救うことで、これらの問題を解決しなければならない。
北川有光 浄土宗蓮法寺住職
世界は今、無宗教の時代だ。それは宗教家の個人生活が堕落しているからだが、こうした中で世界の青年を宗教的に指導している文師はすばらしい。勝共連合、科学者会議、メディア会議などは世界的に拡大しているが、この原動力は宗教的信念によるものだ。にもかかわらず、文師をとらわれの身にするのか。文師の今回の受難を一日も早く乗り越えて、世界の平和を実現していかなければならない。
宮本一雄 七松八幡神社宮司
「敬神崇祖」という言葉がある。神を敬い、先祖を崇拝するということである。宗教が抹殺されたら、私たちの日常生活はどうなるか。親子の問題は全部無視され、楽しい家庭生活はできなくなる。これが最も問題なことである。世界が今、共産主義者によって侵害されつつある。それによって、宗教の排除問題がわが国においてもあちらこちらで起きている。本日、文師のためにこれだけの盛大なる支援活動が行われていることは、まことに文先生の偉大なるところである。
井上茂信 外交評論家・元産経新聞ワシントン支局長
文鮮明師の裁判について、マスコミはなぜその背景を正しく理解できないか。一言でいえば、現在の日本のマスコミに価値観がないからである。(中略)現在、ソ連に代表される悪と、米国に代表される善の、善悪の闘争は、すでに思想戦という形で始まっている。この戦いにおいて、ソ連やマルクス・レーニン主義者にとって最大の敵は文鮮明師である。なぜなら、文師によって初めて、宗教と政治、つまり信仰と反共とが一つになったからだ。共産主義者が世界を制覇する上で、最初に狙うのはイデオロギー面で最も強力な自由と信仰を打ち立てた文鮮明師、レーガン大統領、ローマ法王である。そして彼らの戦略は分断工作だ。では、我々はどう対処すればいよいか。一つは、我々がイデオロギーという点で、純粋に信仰と自由を一体化させ、一人ひとりが価値観を確立することだ。我々の心の中で第3次世界大戦が、善悪の闘争が始まっている。この思想から出発しない限り、敵の分断工作に打ち勝つことはできない。
那須 聖 外交評論家・元毎日新聞ニューヨーク支局長
文鮮明師は他の大部分の聖職者たちとまったく同じ方法で銀行預金をしていたにもかかわらず、検察官が他の大部分の有力な宗教の指導者たちには指も触れずに、まだ余り勢力がなく、しかも韓国人である文鮮明師をねらい撃ちにした(中略)。文鮮明師が西洋人であったら、こんなことはあり得なかったはずである。また統一原理ももっと多くの人々にそれほどの抵抗もなく受け入れられたであろう。(中略)アメリカのキリスト教諸派、ユダヤ教などは相互に不和の仲にあって、その指導者たちが一つの目的のために一堂に会することなど考えられなかった。それが文鮮明師の収監を契機として実現し、しかもこのような決起大会によって彼らが統一教会に対してもっていた異端的悪感情は一掃されてしまったのであるから、多くの人々がここにも神の神秘的な働きを痛感したのである。
清水源司 元全国税理士会副会長
税法学者の中で、実質課税の原則というのがあるわけだが、おそらく米国にもそういう考え方があると思う。その中で、金は教会の金であるという実質、そしてその金は社会、世界のために使ったのであり、文先生個人の享楽のために使ったのではないという実質がある以上、必ずや税法学者の応援を得て、この判決が覆されると信じている。米国における税法学者の声が高まるまで、宗教界の力をもって全力を挙げて頑張っていただきたいと思う。
大鹿 譲 大阪工大教授(量子力学)
米国の法律はよく分からないが、今回の文鮮明師の上告却下の経緯は、無茶苦茶と言うほかなく、何らかの政治的圧力がかかったのではないかと疑いたくなる。株式会社にしろ他の法人にしろ、団体の預金をその長の名義でするのはごく常識的なことで、これが個人のお金と見なされて罪に問われたのでは、ほとんどの宗教団体は脱税することになって、宗教活動がストップしてしまう。それが違法だというなら、すみやかに法律を改正すべきである。特に文師は、米国や人類にとって極めて大切な人であり、再審理および大統領の常識ある措置を期待したい。
一松 信 京大名誉教授・理学博士(数学)
黒人の人権運動家までが統一教会の支持に回ったのは、人種差別に対抗してなのですが、別の意味で興味深いことです。それはイエス様がゴルゴタの丘に十字架をかついで行く途中、それを助けたのが黒人の青年であった、という啓示的な場面を思い出すからです。メシヤと黒人という関係も、決して偶然ではないでしょう。(中略)文師こそ、その世界平和に対する希求心と強力な実践力において、現在における真の宗教家であります。この事件は、自由世界の未来を憂い、これを擁護しようとする者にとって、沈黙のまま打ち過ごすことのできない問題であり、文師を強く支持します。
近藤正栄 神奈川大教授(神学・英文学)
私は今回の文鮮明師に対する不当な裁判と判決に対して、クリスチャンとして、激しい怒りを覚えます。それは海の向こうのいわば、対岸の火事ではないからです。それは人類社会にとって最も大切な「信教の自由」「宗教の自由」に対する挑戦であるからです。(中略)統一教会に対する挑戦は、宗教全体に対する挑戦です。また、民主主義に対する挑戦であり弾圧でもあります。私どもはこれに対して、徹底的に抗戦していかねばなりません。全世界を暗黒の時代に導いてはなりません。今こそ各宗教は、小さな殻の中に閉じこもっているべきではありません。宗教界は、教派を超えて手をつなぎ力を結集させねばならない時です。キリスト教、ユダヤ教、回教、仏教、神道等、すべての宗教が一つになり、「宗教の自由」のために闘っていこうではありませんか。