「見えざる存在」(郷土大学叢書9)
〜教育・思想・清治の根源を考える〜
元秋田大学長・東北大名誉教授・医学博士
九嶋勝司
全国教授勝共講師団 発行
1988年5月31日

九嶋勝司(くしま・かつじ)
1911年秋田県生まれ。1936年東北帝国大医学部卒。1956年東北大教授、1969年秋田大医学部長、1976年秋田大学長。秋田大名誉教授、東北大名誉教授。1982年勲二等。医学博士。著書に、「実際婦人科学」、「新生児の臨床」等多数。
目次

1.はじめに
2.存在とは見えるものだけか
3.見える世界・見えざる世界(宇宙観モデル)
4.もの皆見えざる世界(影)を持つ
5.影の概念を支えるもの その1
  (a)認識能力は何時身につくか
  (b)空間認識を一次元下げる実験
6.影の概念を支えるもの その2
  (a)ホログラフィー(holography)の出現
  (b)ホログラフィーの意味するもの
7.見えざる世界(面)に何があるか?
  (a)時空の影にあるもの
  (b)人体の影にあるもの
  (c)物体の影にあるもの
  (d)ホログラムの影にあるもの
8.見えざる世界(面)の法則
  (a)脳の仕組みを考える
  (b)黒(影)の世界と白の世界の法は別だ
  (c)黒・白両世界の往来
9.科学は影の世界に踏み込む
10.影の概念から見た社会問題
  (a)見えざる存在を忘れた教育
  (b)見えざる存在を否定するシステム
  (c)ホログラフィックな政治
  (d)影の概念から見た死
11.まとめ