テレビ局の暴力取材により負傷した桜田淳子さん

(写真は光文社「Flash」1993.4.27号、P.73 4月9日撮影)

統一教会員桜田淳子さん(女優)が北海道での「新純潔教育キャンペーン」を終えて東京・羽田空港に到着した4月8日夜、TBS、日本テレビ、フジテレビ3局による強引な奇襲攻撃的取材を受けて転倒、右足首を負傷した(全治2週間)。
負傷後もマスコミの取材はますます過激化し、暴力的になった。もちろんマスコミの取材を受けるかどうかは任意であるが、取材を拒否すれば拒否したで、更にまた誹謗中傷するのがマスコミ連中の報復の仕方であり、タチが悪い。また、左翼過激派の暴力事件と同じで、集団暴行であるため責任感がきわめて薄いのも特徴である。

桜田さんに傷害を加えたテレビ局責任者が謝罪を表明したのは、事件から2週間以上も経ってからのことであった。それは真に謝罪しているのではなく、次第に桜田淳子さんがマスコミを拒絶するようになり視聴率を稼ぎにくくなったために仕方なくなされた措置であったことを示している。

負傷事件を起こしたテレビ局各社の謝罪文
  (いずれも宗教法人統一教会広報局長宛である)
フジテレビ
1993.4.23
去る4月8日、羽田空港における桜田淳子さん取材の際、テレビ各社が一斉に殺到し、桜田さんを転倒、負傷させてしまいましたが、この中に当番組「おはよう!ナイスデイ」の取材クルーも含まれておりました。
この件に関しては、当方の取材方法に行き過ぎがあり、誠に申し訳なく、ここに深くお詫び申し上げます。桜田さんの怪我のその後を、スタッフ一同、大変心配しております。
今後、二度と同じようなことがないよう、充分に注意する所存でございますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

株式会社フジテレビジョン編成局
ワイド製作部 部長
「おはよう!ナイスデイ」
プロデューサー   ○○  ○
担当ディレクター  ○○○○○ 
日本テレビ
1993.4.27
先日、羽田空港内での桜田淳子さん取材の過程で、桜田淳子さんが負傷されました。
混乱の中での事とはいえ、取材方法に配慮が欠けていたこと、誠に残念に思っております。
今後は、節度を持った取材を行うように注意いたします。今後とも宜しくお願いいたします。

日本テレビ放送網株式会社・社会情報局
チーフプロデューサー  ○○○○
TBS
1993.4.30
去る4月8日(木)午後7時半頃、羽田空港内において、北海道「純潔キャンペーン」より帰京された、貴協会々員桜田淳子氏が、取材陣の混乱に巻き込まれ、足首を捻挫された事態は、誠に憂慮に堪えません。素より、その因果関係は明確に特定できないとは言え、多くの取材陣に取り囲まれた渦中で、実際に起こったという事は、紛れもない事実であり、我々としても深く遺憾の意を表さざるを得ません。
今後は、貴協会に対し、このような事態は、徒に過激報道なるが故の事態との非難と誤解を招かないためにも、節度ある取材を心掛けるよう、それぞれ局内で話し合いを持ちました。以後の報道についても、この姿勢を貫いて参ります所存ですので、何卒ご理解の上、今後とも取材にご協力下さるようお願い申し上げ、貴協会と健全なる関係を持ち続けたいと願っております。

TBS社会情報局長  ○○  ○

(参考) 統一教会・3万組国際合同結婚式