ヒトラーと文鮮明師


イエス・キリストとアドルフ・ヒトラー

統一原理によると、ヒトラーはサタン側のイエスキリスト的な存在であると言われています。これは統一原理のみならず、けっこういろんな方が述べていることです。

確かに、ヒトラーとイエスの共通点はいろいろあります。「選民」という考えが貫かれていたり、独身生活を送ったり、悲惨な死であるとか、死亡後遺体を布で包まれたばかりか死体が行方不明になるとか、死亡したのが午後3時頃であったとか、なんとも酷似している点が多いと言われています。また、十字架を折り曲げた「ハーケンクロイツ」などもヒトラーとイエスが共通していることを象徴していると言えるでしょう。

ある意味では、サタンという存在が神の摂理を妨害するもので、神の理想を自分の手中に入れようと画策している意思を持っているとすれば、自ずとそこに共通点が見られるのはむしろ当然のことと言えるかもしれません。

ヒトラーと文鮮明師

そこで、ヒトラーが歩んだ生涯はやはり再臨のキリストの歩みにも通じるものがあるとも考えられます。外面的なことを言えば、
ヒトラーは40歳の時に17歳の愛人エバ・ブラウンと深い仲になっているのですが、これは文鮮明師が40歳の時に17歳の韓鶴子女史と結婚していることを、いわば象徴的に表示しているのかもしれません。

それから、
文師は1984年7月20日にアメリカの刑務所に収監されるという事態が生じたのですが、そのちょうど40年前の1944年7月20日に有名なヒトラー暗殺未遂事件が起きています(事件については中公新書『ヒトラー暗殺計画』等に詳しく書かれています)。

また、
ヒトラーは文師が誕生してから3年目(1923年)にミュンヘンの一揆の罪で逮捕されて5年の禁固刑(服役は約9か月)を受けていますが、逆に文師はヒトラーの死後3年目(1948年)に社会秩序紊乱罪で5年の懲役刑(服役は2年8か月)を受けています。こういうことも、何か共通点というかヒトラーが後に誕生する再臨主の歩みを象徴的に歩んでいるという一つの根拠になるかもしれません。

ヒトラーはユダヤという「選民血統」を地上から消滅させることに生命をかけて600万名のユダヤ人を虐殺しました。文芸春秋社の「マルコポーロ」という雑誌は「ユダヤ虐殺のガス室はなかった」などというユダヤ人差別の記事を書いたため廃刊になりましたが、民族差別も甚だしいことです。

ヒトラーのユダヤ血統絶滅計画と世界制服計画は当然ながら失敗しました。彼は死の直前、恋人であったエバ・ブラウンと結婚式を挙げました。ただ、夫婦として過ごした時間はわずか40時間、その直後に二人は壮絶な死を遂げたのです。