今の日本はどうしてこんなに精神的に荒廃しているのか? 青少年の犯罪は次第に低年 齢化すると同時に凶悪化している。少女は売春に走るし、マスコミも不倫に対してはどう いうわけか寛容な雰囲気だ。
  その原因は何かと突き詰めていくと結局のところ、物質主義(唯物論)という共産主義 に走った戦後日本の教育方針の間違いに原因があったということに気が付くのだ。日本は 戦前の教育に対する強い反動によって、共産主義的な日教組の教育方針を安易に受け容れ てしまっていたのである。かく言う私自身も日教組による唯物教育の洗脳にひっかかって いた被害者であるからこそ、声を大にして言いたいのである。

 青少年が命を大切にしなくなり、常に凶器を持ち歩くような時代になったのも、「おや じ狩り」などと称して目上や親を敬う心を失うどころか攻撃の対象にするようになったの も、少女たちが貞操よりもお金に価値をおく判断をするようになったのも、毒物による無 差別殺人が多発してきたのも、結局は「唯物論」という戦後教育の左翼思想に主要な原因 がある。
 つまり、世の中は物質しかないのだ、目に見えない霊界とか神仏などという存在はウ ソなのだ、お金が一番だよ、権力は悪だよ、資本家を暴力で倒してもいいのだよ、という ような間違ったマルクス経済学(暴力革命理論)の左翼思想を義務教育段階で植え付けて いった日教組の責任こそが重大なのである。幼少時に植え付けられる思想や教師の態度が 与える影響がどれほど恐ろしいものか、考えてみてほしい。

 多くの共産主義国家は思想的に崩壊した。しかし、日本はそういう世界的な思想の潮流 に気付いていないのである。戦後、何が間違っていたのかということに関する国家レベル での総決算ができていないのだ。江戸時代のマルクスの亡霊が今も元気で活躍している国 は日本ぐらいのものかもしれない。その証拠に、日本共産党は今も元気一杯ではないか。 私はこれまで自民党(分裂前)および一部の民社党(旧)の議員を支持していた。しかし、 現在はだらしない国会議員の連中に失望してしまっている状態である。なぜ、左翼過激派 の弁護士や日教組の責任追及をやらないのか。なぜ唯物教育による国家的犯罪行為を野放 しにしているのか。こいつらの活動を撲滅しない限り、美しく健全な日本、人が人として 生きる道徳思想の通用する日本はありえないのである。日の丸は国旗じゃないと言うのは ご自由だが、これ以上「日本」というものを愚弄したり、青少年の精神を根底から物質主 義に塗り替えてしまう唯物教育を強制する非人道的洗脳行為は、もはや国家転覆(内乱罪) にも匹敵する凶悪犯罪である。罪の内容があまりにも大きすぎる場合、かえってその本質 が見えなくなってしまう、ということもあるのだ。青少年の精神に毒の芽を植え付けてき た唯物教育の首謀者に対して、今こそ審判を下す必要があると私は考える。