反対派・分派等と統一教会の主張の相違を理解するための文献
  
絶版や品切れ状態になっている書籍もあるようです)
み旨から見た正統と異端』(李載錫著、黛亨訳、成和社、1976)
「ユダヤ教の異端」として登場したイエスから2000年のキリスト教史上に生じた諸説・教派について、神のみ旨の観点から真の正統を検証。「正統と異端の語義」「ユダヤ教の異端者イエス」「ローマ帝国の迫害と東西教会の分裂」「異端審問所」「カトリックの異端運動」「韓国教会の異端者達」「プロテスタントの異端者達」「キリスト教の進路」の8章で構成されています。
朴普煕米国議会証言集(於:米下院国際機関小委員会)』(統一教会、1978)
米議会において民主党のドナルド・M・フレーザー下院議員が統一教会を糾弾しようと企画した、いわゆる「フレーザー委員会」における朴普煕博士(文鮮明師特別補佐官)の証言をまとめたものです。フレーザー議員の隠された動機と、統一教会の真実が伝わってきます。
日本版「収容所列島」(共産主義と宗教問題研究会、善本社、1984)
統一教会信者を拉致・監禁し、病院に強制的に収容させたり暴行を加えながら改宗を強要する改宗業者、牧師らの実態と、その背後にある共産党の活動、「反対父母の会」が成立した経緯、社会党石橋政嗣書記長の憲法違反発言、アメリカにおけるKGBの活動とフレーザー委員会の陰謀などについて調査・研究したもの。
牢獄の救世主』(那須聖、善本社、1985)
文鮮明師がアメリカで不当な裁判を受け、収監された経緯と真実を書いたもの。著者は元毎日新聞ニューヨーク支局長で外交評論家。文師が収監されたコネティカット州・ダンベリー刑務所を訪ねてインタビューした内容を含んでいます。
受難の現場〜統一教会受難とその真相』(統一教会編・訳、光言社、1986)
1954年に統一教会が創立されてから、既成キリスト教会、共産党などによる迫害は筆舌に尽くしがたいものですが、本書は「梨花女子大事件」、「7・4事件」等をはじめ、さまざまな妨害や中傷報道、反対活動家の実態、更にはアメリカにおける裁判の経緯に至るまでを記録したものです。
統一原理批判に答える』(広瀬昭著、光言社、1986)
「原理運動を憂慮する会」のパンフレット『「原理講論」の仮面を剥ぐ!』(浅見定雄氏による執筆)の内容に対して反論を展開したものです。創造原理(13項目)、堕落論(17項目)、再臨論(22項目)のテーマに対して各反論が書かれています。
統一原理批判に答える2』(梅本憲志、迫園隆繁共著、光言社、1986)
副題は「和賀真也の批判を斬る」。和賀氏の2冊の著書で掲載された批判内容について反論しています。主に、神の性質、聖書解釈、堕落の経緯、霊的な生死の問題、復活などについて論じられています。
反対牧師の素顔』(広瀬昭著、光言社、1986)
暴力的改宗事件の背後に存在する反対派牧師たちの現状を書いたものです。事件に共通する性格や反対派が形成されてきた経緯、組織的なつながりを指摘し、具体的な脱会場面の再現などを通して彼らの実態を明らかにしています。
統一原理を語る』(ボスルーパー博士他共著、光言社、1986)
改革派教会の神学者トーマス・ボスルーパー博士の「現代キリスト教と『統一原理』」、ウィリアム・H・ルーク牧師の「統一教会に対する一牧師の見解」、神学者ハーバード・リチャードソン博士(元ハーバード大教授)の「『統一原理』に対する神学的一見解」「統一教会の使命と現代キリスト教」を収録。
文鮮明・思想と統一運動』(福田信之・他編著、善本社、1987)
文鮮明師の思想と統一運動の真実について、44名の学者たちが論じたもの。編者は福田信之・元筑波大学長、モートン・カプラン・シカゴ大教授、李恒寧・元弘益大総長。「現代世界と統一運動」「文鮮明師の思想」「統一運動は何を目指すか」「現代社会へのインパクト」「東アジア時代と統一運動」「諸学と統一思想」「私が見た文鮮明師」の各章から構成されています。
やさしいキリスト教教義学』(梅本憲志著、光言社、1989)
「緒論」「神論」「天使論」「人間論」「救済論」「教会論」「終末論」の7章から構成され、膨大な諸学説が簡潔にまとめられています。また、統一原理によって諸説をどのように評価・解釈できるかが理解できます。
森山牧師の批判に答える(正・続)』(野村健二著、ムーニズム編集室、1988・1989)
正編は事実関係、聖書観、創造原理、堕落論、統一教会の内容等、続編は復帰原理、メシヤ観、十字架の問題、再臨論などをテーマにしています。原理研究会の『ムーニズム』誌上に連載された内容を編集したものです。
浅見教授の批判に答える』(野村健二著、光言社、1989)
副題は「ニューパラダイムとしての統一原理」。浅見定雄氏による批判に対して、聖書と統一原理の観点から回答したもの。第1部「聖書は神の啓示ではないのか?」、第2部「統一原理の神義論」。単に批判に答えるにとどまらず、統一原理の学術的研究に役立つ内容となっている。
浅見定雄氏に対する反論』(神学問題研究会編、光言社、1989)
浅見定雄氏の考え(『原理運動を憂慮する』、『統一協会=原理運動』の2冊の中で主張されている内容)に対し、統一教会神学問題研究会(梅本憲志代表)が反論したもので、反論の項目は創造原理(19項目)、堕落論(37項目)、復帰原理・再臨論(57項目)に分類されています。
偽預言者の終焉』(渡辺勝義著)
これは著者が浅見定雄氏との間で交わしてきた書簡等の内容をもとにして議論を展開したもので、旧約聖書学の専門家であるアンドリュー・ウィルソン博士が期待していた浅見氏との公開討論がいかにして不発に終わってしまったかという経緯等についても書かれています。
統一原理Q&A』(白井康友、光言社、1989)
統一教会の原理講師を長年務めてきた白井講師が、講師生活の中で経験したきた質疑応答を25項目にわけて解説したもの。他に「ホームチャーチの理論と実践」についても解説しています。
文鮮明師とダンベリーの真実』(久保木修己監修、光言社、1989)
1984年にアメリカで起きた不当裁判の真相について、全くの無罪であることを証明する証言や事実関係を記録したもの。文師の無罪を訴える弁護士(ハーバード大教授・トライブ博士)、国会議員、牧師、学者、マスメディア等の主張、文師と共に牢獄で生活した神山威氏の日記、文師への理解を通して米国のキリスト教が一つにまとまっていった経緯などが示されています。
被告席の日弁連』(法曹問題研究取材班、世界日報社、1990)
副題は「告発される日弁連の左翼運動」。世界日報紙上に連載された「病める日弁連」を加筆・再編集したもの。弁護士にとって強制加入団体である日弁連は公平中立な立場を貫くべきであるにもかかわらず、左翼的な政治声明を繰り返し出しています。小冊子ながら、日弁連が左傾化した経緯と良識ある法曹諸氏の活動を取材した力作。
統一教会の合同結婚式』(統一教会、光言社、1991)
合同結婚式の歴史と意義の解説(神明忠昭博士、増田善彦博士)、応募条件と申込みの手続きから家庭出発にいたる概略が述べられています。
信仰生活と献金』(統一教会、光言社、1991)
キリスト教の信仰生活において重要な献金の定義、意義、額、種類などについて統一教会の見解が簡略に述べられています。
統一教会のイエス像』(末吉重人、沖縄総合図書、1992)
副題(表紙のフレーズ)は「十字架のみが彼の生涯の目標であったのだろうか?」。統一原理のイエス路程に沿ってイエスの生涯を解説し、更に既成キリスト教会において形成された史的イエス像の変遷について諸説を紹介しながらイエスの真の目的、十字架の意味などを再検討した力作。
統一教会の正統性』(太田朝久、広和、1993)
副題は「聖書学的な観点からの論証」。「イエスと文師の類似性」、「33年目の迫害」、「家庭問題に絡めた迫害」、「十字架予定論」、「統一原理批判」等のテーマを追って、聖書とユダヤ教・キリスト教の歴史を参照しつつ論じたものです。
誰も書かなかった国際合同結婚式』(光言社出版企画部編、光言社、1993)
桜田淳子さん、徳田敦子さんをはじめとする統一教会の合同結婚式に参加した人々の体験談、統一教会広報部長による合同結婚式の説明、申し込みから一連の儀式の内容などを解説しています。
統一教会vsマスコミ』(統一教会広報部編、光言社、1993)
副題は「国際合同結婚式報道の真相」。3万組の合同結婚式のことでマスコミが騒いだ際に、TBS、週刊文春などとやり取りをした内容や、反統一教会活動家の状況、批判内容に対する回答などが書かれています。
統一教会に疑問を抱くあなたへ』(野村健二著、広和、1993)
霊感商法、マインドコントロール、統一原理の教義等について論じたもの。副題は「山崎浩子さんの手記を読んで」となっており、合同結婚式と山崎さん失踪事件を契機に書かれました。著者は『創造性の開発』(講談社ブルーバックス、恩田彰教授との共著)等で知られる心理学者(元東洋大講師)。
統一教会批判へのワンポイント反論』(末吉重人著、広和、1994)
統一原理に対する批判の典型例として、「聖句の引用」、「マインド・コントロール」、「血分け」に分類して具体的な反論を展開し、更に飯干晃一・景子さんと山崎浩子さんの脱会をめぐって提起された教義上の問題についても論じています。
聖書と統一原理』(太田朝久著、広和、1994)
副題は「聖書の“霊感説”を現代に蘇らせる文師の思想」。旧約・新約の聖書解釈における諸問題を検討しながら、統一原理による解釈の妥当性・優位性がよく理解されるよう解説されています。
統一教会のメシア観』(渡辺勝義著、広和、1994)
副題は「なぜ、文鮮明師はメシア(再臨主)なのか」。ユダヤ教・キリスト教・統一教会のメシヤ観を比較検討し、「メシア」(救い主)の真意に迫ります。第二部は、「統一原理批判に応える」という内容で、既成教会からよく出される批判に対して神明忠昭・神学博士が解説しています。
拉致・監禁に備えて』(鳥海豊著、広和、1994)
副題は「信仰の自由を守るために」。実際に拉致・監禁され、改宗を迫られた経験のある著者が、拉致監禁・強制改宗事件が起こる原因、改宗屋の説得内容、その対処法などについて、統一教会の信仰の本質的観点に立って論じたもの。
私は裏切り者』(朴正華著、世界日報社、1995)
著者は日本のTVで統一教会の話題が出た時、卓明煥(虚偽捏造で何度も有罪判決を受けた人物)と共に来日し、昔の捏造記事を日本語にした『
六マリアの悲劇』(恒友出版、1993)という本を書きワイドショーにも出演して荒稼ぎをしました。しかし、後にその内容が全くの嘘であったことを告白し、謝罪講演をして全国を回りました。
「霊感商法」の真相』(「霊感商法」問題取材班編、世界日報社、1996)
いわゆる「霊感商法」という問題が発生した経緯、その背後にあった左翼勢力とマスコミとの結びつき、実際の契約はどういうものであったのか等につき、現場の責任者などの証言を元に真相をまとめたものです。
統一教会の検証』(魚谷俊輔、光言社、1999)
「青春を返せ」訴訟、「献金返還」訴訟、「婚姻無効」訴訟等の裁判記録について検証しつつ、反宗教的心理学者のマインドコントロール理論、「蕩減」と「因縁」の問題、統一教会の結婚観などを明らかにする。裁判の争点をまとめ、本質を追求したものとして貴重な本だと思います。
日弁連「意見書」への求釈明』(統一教会、光言社、1999)
宗教を理解しない一部の左翼弁護士らによって作成された日弁連「意見書」は、信教の自由を侵害する恐れの強い内容です。彼らのいう「宗教活動にかかわる人権侵害についての判断基準」が示す危険性を指摘し、日弁連に対する釈明を求める形で問題点を追及した内容となっています。
霊的集団「氏族協会」の誤りを正す!』(森三雄・可知雅之・竹内清治著、光言社、2006)
副題は「統一原理の正統な理解のために」。統一教会の教義を独自に再編集した「氏族協会」の教説の誤り等を明らかにして、正統の統一原理の立場から反論した本。分派の陥りやすいポイントを理解する上で非常に有益です。